車は安い買い物ではありません。
留学生だというだけでお金がかかりますが、交通手段が発達したホノルルに比べ、他の島へ留学する際は車は必要不可欠なものになることもあります。1年の留学であれば我慢もできますが、4〜5年住むとなると車はあって便利なもの。では、どういうふうに車を購入したらいいのでしょうか?「安い」という理由だけで買うと、その後の管理にお金がかかりすぎたりと大変な目にあうことも。私が7年間過ごしたハワイで車を購入する際に気をつけたことなど中心にメリットデメリットを書きます。
購入する際の参考になれば嬉しいです。
車の購入先
購入先も様々ですが、おすすめ順に書いていきます。
日本人留学生・留学生・地元でない学生から車を譲ってもらう
メリット
顔見知り
安い
値段交渉しやすい
デメリット
古い(こともある)
引き取る時期がセメスター後
車の管理がされていない:留学生の中には、英語のスキルもそこそこで、するべき管理を怠ってきた車もよくあります。
大学の卒業とともに島を離れていく日本人学生たち。そんな学生の乗っている車は新品のピカピカではありませんが、安いけど全然問題なく乗れるよ!というものが多いのです。
帰る間際のギリギリで売ってたりすると安くしてくれる可能性もあります。友達料金!ってこともありえます。
何よりも、同じ言語であるとコミュニケーションもスムーズで車の状態を把握しやすいですからね。
他の留学生や、卒業後に島を離れる人たちもセメスターの終わり頃になると、車セールのインフォメーションを拡散し始めます。学校のインフォメーションボードにもよく自作の車セールのチラシが電話番号とともに貼ってあります。
ぜひチェックしましょう!交渉次第では安くなります。
ディーラーから購入
メリット
保証がある
定期点検がある
車を知っている人が売っている
綺麗な車
新しいので壊れにくい
デメリット
学生には割高
こちらは、お金があるのであればお勧めです。ディーラーを通せば保証も充実しますし、点検などもやってくれるでしょう。
新古車レベルの車が多く、そんなに壊れることもないかと思います(すぐ壊れたらディーラーの信用がなくなりますもんね)。修理にかかるお金も結構なものなので、修理しなくても良い車を購入できるのが一番です。
Cragslist
メリット
値段に幅がある:安いものもあれば高いものも。値段も種類もバラエティがあります。
即日購入も可能:今すぐ売りたい!っていう方もいますので、その日で受け取りすることができる時もあります。(registrationができればの話)
インターネット上に情報がある:写真と車の状態や年式などがチェックできるので、それを元に購入を検討できる。
デメリット
詐欺の可能性もあり:Cragslistの詐欺はタチが悪い。要求されてもお金だけは先に渡したり振り込んだりしないでください。
部品だけ使えるよという車も載っている:中には、部品用の車を販売していることも。
写真じゃ乗り心地が分からない:実際に試乗しに行きましょう。動くかどうか確認すること。
販売者が遠くに住んでいる:車がないから車が欲しいのに、遠くに住んでいてなかなか行けないという場合も。
その辺で売りに出された車
メリット
安さ
即購入できる
値段交渉も可能
デメリット
管理状況がわからない:車の分かる友達を連れて買うのがベスト。その時は動いてもすぐ動かなくなったなんてことも。
盗まれたものの転売の可能性:車のregistration(登録書)のない車は盗難されたものの可能性があります。登録書なしで車に乗ることは不可能ですので、車の持ち主がサインをした登録書であることなどを確認しましょう。あとで自分が困ります。
値段をふっかけられることも:日本人はお金を持っているからと値段をふっかけてくることもありますので要注意。
その辺の車を購入するというのは、本当に当たり外れがあります。車の知識がない人が購入するのであれば、「運」です(笑)車の盗難も実際多いですし、それが転売されているのもよくあります。気をつけましょう。安いだけで購入すると、修理費のコストがかかりすぎて大変な思いをします。
購入する際の注意点
車のRegistration
:
registration(レジストレーション)がないと車の登録ができません。そして、その
レジストレーションには、
以前車に乗っていた人のタイトル(サイン)が必要です。サインをしない・サインがないものは盗難車とみなされてもおかしくありません。車を受け取る前に、サインを求めるか、サインがすでに書いてあるかを確認しましょう。
Safety check(セーフティチェック)は有効か
:
登録する前にセーフティチェックを求められます。セーフティチェックが切れている場合はすぐにセーフティチェックの更新からしに行きましょう。ガソリンスタンドなどでもセーフティチェックをしてくれます。
車の保険に入ること
:こちらは購入後になりますが、車の保険に入っていないと、事故の際には全額負担となります。自分や、巻き込まれた相手の病院の費用などを考えれば、場合によっては億単位の額を支払うことに。絶対に入りましょう。
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普通のガソリン車であっても、エンジンの問題は深刻。エンジンの部分の修理は非常にお金がかかります。
ハイブリッド車も要注意。ある程度の年数が経つと、エンジン自体を新しく交代しなければならないそうです。
一度、学生が売りに出していたハイブリット車を購入しかけた私。すでに8年くらい経っていて、そろそろエンジンを交換する時期だと車関係の友達から教えてもらいました。その値段・・・ふつうにいい車が買えるお値段だったため即却下。
アド
バイスしてくれる人が周りにいて本当に良かった。
まとめ
車の知識のあるロコ(地元)の友達と購入しに行くと結構安心です。勝手に値切ってくれるし(笑)その友達が頼れる相手かどうかにもよりますが(汗)
日本のように車検がないので、20年落ちの車なんてゴロゴロ走ってます。売買もされてます。セーフティチェックに関しても、走るために必要なものが備わっているかチェックするっていうくらいです。
ちなみに・・・私が留学生活を共にした車は近所で売られてた93年のトヨタカローラです。マニュアル車で、$1400で売られていたのを$1000まで値切りました(友達が)。コミュニティカレッジで車修理の専攻しているロコの友達に試乗してもらい購入。状態もよく、修理にお金をたくさんかけることもなく5年間乗りました。途中でガソリンのメーター以外のものが動かなくなり、いったい時速何マイルで走ってるの?!なんていう車でしたが、マニュアル車だったため、シフトすることで大体の速度を測っていました。そんな車でも方向指示器やブレーキランプなどがしっかり動いていればセーフティチェックをパスできるんだからすごいですよね。→残念ながらその車は事故により廃車になりました(泣)。
その後は、Cragslistで購入したToyota 4RunnerやTomota T100(トラック) やらを乗りつなぎ。
ハワイの古い車の問題点をもうひとつ。。。
古い車の多くには「ゴキブリ」が住んでいます。
大きいのも小さいのも・・・運転の最中に出てくることはほとんどありませんが、車の中に食べ物をおいてあったりするとそれに紛れてることも。私のカローラも、バルサン2回たきました(あまり車によくなさそうだけど)。
皆様、車を購入する際はぜひ気をつけてくださいね!
車のregistrationに関してはこちらをどうぞ!
happyaloha.hatenablog.com
yun