こんにちは。yunです。
7年間のハワイ留学 x 仕事の末、日本に一時帰国したものの結婚を機にまたハワイに逆戻りしてきました。
10年前、全く英語ができなかった私が留学し、英語を習得したと言えるには、割と時間がかかりました。習得したと言っても、まだまだ相手の言ってることが分からない時もあります(ビジネスシーンに多い)。塾にも英会話スクールにも通わず、独学で勉強してからの留学だったので、留学したての頃の苦労は半端なかった私が振り返る英語勉強法の”聞き取り編”です。
私は、英語を聞きながすだけでは英会話を習得できなかった身なので、英語をただ聞き流すだけではコミュニケーション能力が上達するわけがないと思っています。
英語でのコミュニケーションを上達させたいと考えている場合、一番重要なのは”相手の話すことが理解できるかどうか”です(当たり前)。聞き取ることができなければ、それに対する反応もできません。
話したいならまず耳を鍛えろ!というのはそういうシンプルな理由から。
”聞き取ること”の能力をどう上げていくのでしょう?
文法を習得することの重要性はここでは取り上げません。
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音が聞き取れない
残念ながら、私たちの耳は”全ての音をキャッチできるほど性能がいいわけではありません”。文字を知らない小さな子供であれば、親の話す言葉の音を拾い、脳にインプットしていく柔軟性に長けていますが、私たち大人の脳はそう簡単には学習できません。子供の時とは違う学習システムになってしまっているのでしょう。
特に、毎日日本語を話す私たちが普段は使わないような音が英語にはあるため、そういう音を正確にキャッチすることがなかなか難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
単語であれば発音が聞き取れるのに、文法になるとどこで区切られてるのかさっぱり???という方も多いはずです。
私たち大人が、耳慣れしていない、聞こえない音を聞き取るにはどうしたらいいのでしょう?
音が拾えない理由はそもそも発音していないから
Watch your step! (足元に気をつけて!)と言われたとします。日本語的な発音だと ウォッチ ユア ステップ ですが、英語で聞くと、(ワッチュアステップ)です。
もっと早口になると”ワッチャステップ”になり、もう間にあるyourなんてどうでもいい感じ。
Cup of tea (一杯のティー)も、カッパティーと聞こえます。(of はどこいったぁ〜?!)
ながーいながーい会話になればなるほどこういう”聞こえない音 = 音声変化 ”が増えるわけです。
単語を知っているだけでは会話なんて出来ないし聞き取れないのです。
聞き取るためのステップ
正確に言うと、聞き取るというよりも、”組み合わせた時の音を覚える”といったほうが納得出来るでしょうか。大人の私たちは音を視覚的にインプットすることで聞き取れるようにするのです。(大人の場合、理論的に学ぶ法が効率的)英会話を本気で上達させたいのなら、耳が組み合わせの音に慣れることというのがファーストステップ。
そのためには、
こと。聞きとれないなーと思う単語や文法を繰り返し目で追うことで、その音と文字を一緒に脳にインプットするような感覚です。
次は、
こと。文字を目で追いながら自分の口で発音もすることで、より一層脳にインプットされるでしょう。
この繰り返しをしていると、だんだん聞けなかった音が聴けるようになります。
とてもシンプルですね。でも英語を聞き取るには一番有効です。これでもか!!!ってくらい聞いて発音してください。
おすすめ教材
知っている英語なのになぜ聞き取れない?聞くことに関して、どうして音が消えるのか?の説明があるため、あーなるほど!と素直に納得してしまいます。日常会話よりの英語のリスニングのヘルプになる内容です。ただし、ちょっとフランクな感じの表現もあるため、試験や学校用ではありません。できれば、ちゃんとした単語やフレーズの発音も知ってから取り掛かってもいいのかもしれません。ただ、カタカナ表記があるのですが。。。
魔法のリスニング
こちらは、ゆっくり→ナチュラルスピード と2回ずつ音声が流れます。音声変化のトレーニングができる本。アルファベット表記なので、変なカタカナを覚える心配はありません。初級〜中級レベル
英語の発音パーフェクト学習事典
こちらは、発音の基本を学ぶことで、”発音できない・聞き取れない”を解消してくれる内容になっています。英語を独学で習得したい!コミュニケーション能力をあげたい!と英語学習に本気な方にはオススメ!
個人的には英語の読みにカタカナのフリガナがついているものはあまり好きではありませんが、それがヘルプになるのならそれでもいいで
す。ただし、その後にアルファベット表記のものもしっかり習得しないと、発音に問題がでてきてしまうかもしれません・・・
英語が全く話せない・文法も今から!でも英語を聞きなれたい!というところからスタートする場合は、音声だけでなくテキストがついている教材を選びましょう。
そして、テキストに、バラエティのある使い方が載っていること、会話のスピードにバラエティがあるとなおいいかと思います。
英語の訛りに慣れる次のステップ
英語ができるようになったから、アメリカ人全員の話がわかるようになるか?というと、YESとはいいきれません。日本と同じように、アメリカにもたくさんの州があり、それぞれの地方の訛りがあります。そして、人によって舌足らずな話し方をしたり、めちゃくちゃ早口な人や、他国の言語のアクセントが混ざっていたりすると何をはなしているのか分からないよーという場面にもよく遭遇します。
”CDや英会話の先生の英語が聞き取れるから他の人の英語も聞き取れるとは限りません”
なので、分からないからと凹まないでください。その人のアクセントや訛りに慣れると聴けるようになります。リスニングや発音の基本を習得したら、次のステップはバラエティのある発音(訛り)に耳慣れすること。それには英語の字幕付き(なしでもいいけど)映画を見ることをおすすめします。日本の俳優さんが邦画で地方の方言やアクセントを含んだ話し方をするように、色んな俳優さん・女優さんが設定次第で様々な訛りの英語を話しています。生英語のスピードにもついていきやすくなるでしょう。
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まとめ
yunの苦手な英語は、口をなかなか開けて喋ってくれない人と、舌足らずな人の英語です(笑)仲の良い友人なのに、数回リピートしてもらわないと分からない時もあります。友人なので はぁ? と返せますが、ビジネスシーンなどになると、何回も聞き返すのはとても申し訳ない気分になります。
そんな英語でも、彼らの日本人妻はちゃんと聞き取るんです。1回で理解する。彼女いわく、彼の英語に慣れたのだそうです。耳が鍛えられたんだなw
私もなんだかんだ旦那や一緒に住んでいる家族の英語が一番聞き取りやすくなっています。やっぱり慣れることが一番大事
義理父の英語が英語というかハワイ訛りの方言なので、もはや英語が上達してるわけじゃないんですけどね・・・(^^;)
yun