Life in Palekaiko 

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海外のお葬式事情 カトリック教は9日間連続の祈りから始まる

こんにちは。国際結婚の末、カトリック教の家庭に嫁いだyunです。

ちなみに私はカトリック教徒ではありません。改教をするつもりも今の所ありません。mix marriageということで対応してもらっています。

宗教への根強い信仰心があるフィリピン系の家庭だけに、改教しないmix marriageを許してくれたのは割と珍しいようです。

今回、旦那に近い独り身の叔父が亡くなったとのことでお葬式の準備に明け暮れていました。カトリック教のお葬式・・・というか、アメリカでのお葬式自体が初めての私。初めて経験したお葬式はいろんなことを考えさせられました。

色々あるので記事を区切って書きますね。

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大まかな流れ

身内が亡くなったとの知らせを受けてあと、まず、お葬式の日取り、手配をするのは日本もこちらも変わりません。
しかしながら、日本のように、亡くなってすぐにある”お通夜”というものは存在しません。
カトリック教であり、フィリピン系の家系である私の嫁ぎ先は、
  • Novena(9日間の祈り)

  • Wake(前夜式)

  • Funera(葬式)l

  • という順序でセレモニーの準備が進められます。

    Novena(ノベナ)というのは、翻訳すると9日間の祈りというようになります。色々タイプがあるようで、必ずしもお葬式の前だけに行うものではなく、請願や罪の償い、教会の祝日の前などにも行うようです。亡くなった方がちゃんと天国に行けるように、その方のsin(罪と訳しますが、とりあえず天国に行く為にひっかかりになりそうなものと捉えたらいいかと思います。)を取り除けるように祈るのだそうです。お祈り自体は30分程度のものですが、9日間、毎日夕方に教会へ出向きました。

    Wakeというのは、日本のお通夜のような感じ。アメリカではViewing ともいい、棺に入っている死者と面会できます。
    日本でも、亡くなった方の家で行われるのが普通ですが、最近のアメリカでは家ではなく、たくさんの人が集まりやすい場所などを選んで行うところも多いようです。私たちの家族も、小さなホールで行いました。こちら・・・お昼から準備し、翌日の朝まで人が行ったり来たり。最後に死者と同じ空間で過ごせる夜とあって、みんなでご飯を食べ、お酒を飲んだり集う場となりました。

    Funeralはお葬式。棺を教会へ移動し、司祭によって、カトリック式のセレモニーが行われました。
    賛美歌を歌ったり、祈ったり、普通の日の礼拝のようですが、お葬式なので賛美歌の選曲が違ったりします。全体では約1時間ばかりのセレモニーでした。

    日取りについて

    今回は、”アメリカ全土に散らばっている家族がお葬式に集合できること”を前提に日取りが決まったため、亡くなってから2週間以上すぎてからお葬式をすることに。
    その間、ご遺体は、Wake(前夜式)の日まで病院(?)で保管をされていました。

    Novena(ノベナ・9日間の祈り)は、Wakeの日が9日目にあたるように逆算して初日がスタート。
    Wake(前夜式)はお葬式の前日に行われます。お葬式は多くの人が集まりやすい休日に行われました。

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    まとめ

    書いてみるとこんなもんかとも思いますが、初めてのお葬式で私の家族がお葬式の式をリードすることになり、家の中はてんやわんや。
    9月があっという間にすぎてしまいました。私はもちろん只今専業主婦中なので必然的にいろんなものに関わることになりましたが、日本の形式と違いすぎて、毎日カルチャーショックの連続。幽霊が出てきたり、ギャンブル、参加者に腹が立った話やチキンの血を頭にかぶたこと。。。
    それについては次回からちょこちょこ書いています。
     

    私と旦那さんの結婚式を一番楽しみにしてくれていた叔父の突然の他界。私の日本の家族や、アメリカに散らばる彼の家族が全員集合するのをあんなに楽しみにしていたのに・・・。
    まだ若く、逝くのは早すぎると残念でなりません。きっと、結婚式には遊びにきてくれるんじゃないかな?と旦那と話をする日々です。
    どうか、安らかに眠ってくれますように。。。


    yun