あなたのパートナーには信仰している宗教がありますか？
国際結婚の際、嫁ぎ先の宗教に入らなければならないのでしょうか？
そんな疑問を持つ方へ
「彼とその宗教について話すことをお勧めします」
国際結婚とパートナーの宗教
宗教について、深く考えることって日本に住んでいるときは全然ありませんでした。たまに、家に訪問されて、宗教のお話されてもピンとくるものもなく、今まで宗教とはあまり関係のないところで過ごしてきたように思います。
ですが、私の彼は
カトリック教徒
今まで、宗教が何かの邪魔になったことはありませんが、その人の価値観や考え方は宗教の影響をものすごく受けやすいとは思っています。
私は、これといった特別な宗派をもつわけではありませんが、日本に根付く神道だったり沖縄の先祖崇拝的な環境下で育ったので、特定の神様を崇めたことはありません。それがいいとか悪いとかではなく、私にとってはそれが普通の中で育ったというだけ。
神様で思い出すのは・・・小さいときに嘘ついたらエンマ様に舌をぬかれるよ！ くらいです。
（エンマ様って神様？？？）
宗教に嫌悪感を覚えた留学時代
ハワイに留学をしたときから、宗教関係の思い出は色々あります。留学して、英語のクラスで隣の席になった子と自己紹介をすることになったときに、私には特定の宗教がないと伝えたところ、
「え？！神様がいなかったら、何を崇めるの？ 何があなたを救うの？」
と激しく驚かれました。 私自身は、驚かれたことに驚きました。
当時英語力のない私は、この質問にどう答えていいか適当な言葉もみつからずに困ってしまいました。
今でも、「何があなたを救うのか？！」って聞かれてもまともに答えなんてでないですが・・・
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もうひとつの体験は、私の当時のルームメイトとのこと。
ルームメイトは信仰心の強い方のカトリック教徒でした。
ある日、泣きじゃくって帰ってきた彼女にぎょっとした私はしばらく一緒にいたのですが、落ち着いてポツポツと話し始めた彼女の内容に言葉を失いました。
彼女が中絶手術を受けてあと、confession（コンフェッション）という、懺悔のような告白を教会で求めたそうです。「中絶してしまったけど神は許してくれますか？」と。苦しくてどうしようもなくて悩んでいるからこそ訪れた教会。許しを求めにいったものの、許されないと言われたそうです。産みたくても産めなかった。苦しい状況で行った中絶の判断は、良い悪いとか、許される許されないというものでもないような気がするものの、カトリックはその辺が厳しいものも多く、結果的に「許されない」となったのかもしれません。
ですが、言われた方の身を考えると、どうしても納得のいかないモヤモヤが私の中では残りました。
他人が許すとか許さないとか言うことなのか？！という疑問だけが残るかたちに。
それぞれの宗教の考え方などには興味はあるものの、自分がその特定の宗教を信仰する気はありません。
結婚後の私の選択と彼の意見
結婚したら宗教どうしよう？！ 本気で悩んでいました。彼の母は信仰心があついので、彼はどういう反応をとるのだろう・・・。悩んでいてもしょうがない！
と思い、彼に「どうしたらいいと思う？」と訪ねたところ、
いいよー 別にカトリックにならなくても。
と。なりたくないものになる必要はないとのこと。
いいんだ。
ちょっとホッとしました。
ただ、伝えるときにはしっかり理由を伝えました（過去の経験と、特定の神様を信じるのは信仰心があってこそだと説明しました）。
とまあ、彼と私との間ではこんな感じでした。
まとめ
私の彼は、結構柔軟に考えるタイプ。無理やり何かをさせることがないので、宗教に関しても強制することはないと思っているようです。これは、付き合う相手や相手の家族によると思いますので、その辺はパートナーの方に率直な気持ちを伝えた上で、話し合いをすることをお勧めします。自分一人で抱え込んでも解決しない問題です。個人的に、教会で聞く賛美歌は心地よく大好きです。現在のローマ法王の差別をしない姿勢も尊敬できます。人間として素敵な方だなぁと思っています。ただ、自分が進行できるかどうかはまた別・・・
次の問題は・・・宗教心の熱い彼ママです。 それはまた今度お話しします。
Yun
